基本的な筆の持ち方と姿勢
書道の上達を左右するものは何か。それは、筆を使いこなせるかどうかです。
ということで、基本的な筆の持ち方と姿勢を紹介します。
筆の持ち方
2種類の持ち方があるので、書きやすいほうを選びましょう。
・単鈎法(たんこうほう)
人差し指1本を前にかける鉛筆と同じ持ち方。筆と鉛筆などの棒でお箸の持ち方をして、親指の付け根側の棒を取ってみるとわかりやすいです。
・双鈎法(そうこうほう)
人差し指と中指を前にかける持ち方。力を込めやすいので、まっすぐな線を書くことが苦手な方はこちらがおススメです。
筆を持つ位置
筆を持つ位置は、持ち手の真ん中より少し下です。
それだと力が入らない、難しいと感じる人はもっと下の位置で持って筆に慣れていきましょう。 ただ、上の位置で持ったほうが可動域が広くなり、のびやかな線が書けます。
慣れてきたら少し上でトライしてみましょう。
姿勢
背筋をまっすぐに保ち、リラックスした状態で座ります。
線を引くときは、肩の力を抜き、肘を少し上げます。
このときに手首はあまり動かさず、肘を広げるように動かすことが大切です。
筆の持ち方と姿勢を身につけて、
自信を持って筆を使いこなせるようになりましょう!